医療保険

 

基本的には公的な健康保険の補完

医療保険とは、病気やケガで入院したり、手術を受けたりした時に、給付金が受取れる保険で、公的医療保険によって生じる自己負担額分の補填や、差額ベッド代や交通費などの雑費、さらには休職による収入減少分などを補う目的で加入される方がほとんどです。

もともと国内の保険会社は、生命保険などに付随する特約という形でのみ販売が許されていましたが、2001年の第3分野保険の自由化から国内の生命保険会社・損害保険会社が本格参入しています。

単独の医療保険と特約としての医療保障

医療保険というと、単独の医療保険を表すことが多いですが、生命保険の特約にも医療保障特約というものがあり、入院時の保障など、ある程度はこれでカバーできます。

一般的には、単独の医療保険の方が、医療保障よりも高額な(に見える)ケースが多く、医療保険ではなく、生命保険の特約の方に目が行きがちですが、基本的に保険というものは、支払った額や条件により受け取り金額が決まりますので、費用対効果の面ではあまり変わりはありません。むしろ、解約に関する条件などの自由度で比較されたほうが、後々後悔しないこともあります。

医療保険の内容

医療保険の「主契約」と言われる部分には、入院時に5,000円/日や10,000円/日といった入院の日額保障と、入院日額の10倍・20倍・40倍というように手術の種類によって倍率が決まっている手術給付金が付いています。

また、生命保険と同じく終身保険や定期保険があり、さらには、死亡保障が付いているものもありますので、ぱっと見はどちらの保険?と考えてしまうほどです。

医療保険への加入は支払条件を良く見てから

医療保険といえば、がん保険など、特定の疾病に手厚い入院保険が有名です。最近では、生活習慣病保険や七大生活習慣病入院保険という入院保険も出てきました。

このような保険で注意していただきたいのは給付金の支払条件です。例えば、がん保険の場合は「がん」にかかったときに、生活習慣病保険は「生活習慣病」にかかったときに受け取れると容易に想像がつきますが、一口に「がん」とか「生活習慣病」と言っても、その病状、重度、進行状態などの細かい支払条件が決められており、これらにかかれば、何でも、すぐに出るものとは限りません。

「保険の内容を理解するのが精一杯なのに、病気のことまでとなると大変…」と感じたら、私たちのようなプロに相談してみるのも手です。

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