給与天引の保険を確認
せっかく若いころから安い保険料で加入していたがん保険などを、退職と共に解約されてしまったり、代理店や保険会社の案内がないために、契約が失効してしまっている方が少なくありません。
もし会社で加入していた保険がある方には、保険料支払いの変更手続きをお勧めします。保険料もほとんど変わらないことが多いため、継続するとお得な場合もしばしば。
保険証券を再度よく確認して!
これもよくあるケースですが、加入されている保険が、「定期保険特約付終身保険」の場合は要注意です。
この保険は、60歳前後で保障額が大幅に減る保険で、『5,000万円→100万円』ということもざらにあります。
当然加入時に説明を受けていたかとは思いますが、説明が不十分だったり、忘れてしまっていたりと、「5,000万円の保険に入っているので安心」と思っている方が少なくありませんので、ここでもう一度、保険証券をよく確認してください。そして、もし「定期保険特約付終身保険」であったならば、見直しの時期であることは間違いありません。
死亡保障は低く見直すケースが多数派
死亡保障に関しては、お葬式代、配偶者の生活費、相続対策が対象ですので、これに見合った設定をされる方が多くいらっしゃいます。
相続対策とは、例えば、相続財産が分割しにくい不動産(ご自宅)のみを、複数名で相続しなければならないときに分割の助けとして保険金を当てたりすることです。
医療保障の見直しは慎重に
若い頃に比べてリスクが高まっているのは当然ですが、だからといって必要以上に手厚い保障に入るのは避けたいもの。また、若い頃ならば無条件で付けられた保障が、年を経るとなかなか付けにくいといった、制度的なこともあり、医療保障に関しては、多くの事例と、様々な保険を熟知した者に相談されることを強くお勧めします。